神社・仏閣などの建築を専門にする「宮大工」が文化財の保護・ 補修に欠かせない調査と修復・復元作業を行います。 日本の木造建築技術には世界に誇れるものが数多くあり、 それらを後世に残していけたらと考えております。
古い建築物の解体や修理を通して感じることは、 完成された完璧な技術ばかりで、私どもははるか昔にやってきたことを真似ることしかできませんが、 現実には国産の木材以外の材料を使い、建築安全基準の規制などに対応していく必要があり、中には鉄骨の使用が義務付けられた建物でも、周囲との調和を図るために木材に見えるように仕上げたりしております。
木は最も素晴らしい建築材料であり、正確な復元や修理は もちろん大切ですが、大規模木造建築という分野では新しい技術を どう生かしていくかということも、広い視野を持って、社寺・仏閣建築の修理・改築を行っております。